写真展『花笑み日記』を終えて 加藤南

2017年7月9日(日)~16日(日)に広田町で、8月12日(土)13日(日)に東京で開催した当法人主催の写真展『花笑み日記』

この写真展を企画したメンバーが写真展を終えての想いを綴っています。
今回は明治学院大学3年の加藤南。是非お読みください♪


みなさんこんにちは、初めまして。
本日は写真展メンバーのみなみがお送り致します。

さてさて、突然ですが皆さん
今のあなたから1番近くに咲いてる花が何色だったか、覚えているでしょうか?

家の庭に咲く花、駅までの道中で出会う花、道端の雑草の中で咲く花、、、
意外と身近にどんな色の花が咲いているのか、わからない人が多いのではないでしょうか。

人は1日の半分の出来事を忘れてしまう程、忘れやすい生き物だと言われています。
ですが本来は忘れてしまうのではなく、思い出せなくなるだけだという話をどこかで聞いたことがあります。

記憶の中からなくなってしまったわけじゃない。
きっかけさえあれば私たちは思い出せるのです。

実際、意識して見てみると
家の周りや普段歩く道の中でたくさんの花々に出会えるはずです。

そして、どんなに小さな花でも、力強く、色あざやかに咲いてることに気がつくと思います。

花だけではありません。
私たちの周りは、素敵なものに溢れています。

何気なく過ごしている日々の中であたりまえになって思い出されなくなったものたちにも、改めて目を向けてみてほしい。

私は広田と東京で開催した写真展を、そんな気持ちを込めてつくってきました。

私たちが広田へ行くと、広田の人にとってはあたりまえにあるものでも、私たちにとっては新鮮な感動を覚えるものが多々あります。

優しく昇る朝日、みずみずしい野菜たち、漁を終えてなんだか誇らしげな船、湯気が立ち上る食卓、子供達の笑い声、包むように沈む夕日、、

綺麗だと感じたその一瞬、一秒を残し続けたい。
そしてたくさんの人に見てもらいたい。
それぞれが知っている魅力を、広田に関わるみんなのものにしていきたい。

だから、写真に残そうと思いました。

写真の見方は人それぞれだけど、それがいい。
一人一人が自分なりの広田を感じて、思い出して、何か気付けるような、小さなきっかけになっていると嬉しい。

そう思いながら、一枚一枚に想いを込めてきました。

そしていざ写真展が始まると、町の人も、そうでない人も、自分の知っている広田に溢れる素敵なところや知っていることを語りあっていました。

私はこの写真展でそのような空間をつくれたことが誇らしくあり、また、広田の可能性に驚かされました。

そこで生活をしている人も、毎月のように広田へ行っている人も、一度しか行ったことがない人でも、自分の中にある広田を思い返して、語り合う。

どんなに時が経っても色鮮やかに思い返されるそれぞれの広田が広がっていることは、限りない広田の可能性だと思います。

今はこの写真展をきっかけとして、たくさんの人がもつ広田の魅力を、もっともっと繋げて、広げることができるのではないかと感じています。

その可能性を一人一人が広げて行くためにも
忙しく過ぎる日々の中で、少し立ち止まって、自分の歩いてきた道を振り返ってみてください。

きっとあたりまえになって流してきた日常も
今の自分には何か違ってみえるものがあるかもしれません。

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