青山学院大学4年生の高橋理沙です。
私は2015年、大学2年生の夏に第6期CMSPの参加者として初めて広田町に出会い、
そこからCMSPの8期、11期のスタッフとして根岬地区を担当していました。
「自分の気持ちを伝えること」
これは私がCMSP、広田町と出会うまで、一番苦手で嫌いだったことです。
でも、CMSP、広田町との出会いが私を大きく変えました。
自分の気持ちを必死で受け止めようとしてくれる仲間
自分の気持ちを伝えたことで、新しい一歩を踏み出した町の人の笑顔
私の目を見て、一生懸命に言葉を伝えてくれる町の方の優しくて真剣な瞳
だから私も、必死で仲間の、目の前の人の心の声を受け止めたい
1つでも多く、町の人に言葉を伝えたい
伝えてくれる一言一言に、私も全力でこたえたい
そんな想いで活動していたら、いつの間にか伝えたいという気持ちが自分の中に生まれていました。
自分の気持ちは自分のものだけど、誰かと共有することで何倍ものパワーが生まれたり、
勇気を出して言った言葉が、ぽろっと出た一言が、新しい何かが生まれるきっかけになるのだなあと感じています。
1つの小さな想いが、どんどん膨らんで大きなワクワクになっていく感覚がすごく好きなのです。
だから私も伝えていきたい。
自分のためだけじゃなくて、誰かのために自分の気持ちや言葉が活かされていたらとっても嬉しい。
誰かの心の中に、自分の言葉が生きていたらとっても嬉しい。
SETには、広田町には
そんな人たちがたくさんいるから、自分の素直な気持ちを伝え合えて、みんなキラキラした表情で夢や挑戦を語り合えるのかなと私は感じています。そしてパワー溢れるその空間が私は大好きです。
こうやって、昔のことを振り返ると、今の自分の方が好きだなあと正直思います。
でも、昔の自分がいたから今の自分がいる、とも強く思います。
伝える怖さを知っているからこそ、伝えられる言葉がある。目の前の人の言葉をゆっくり待ちたいと思える自分がいる。
昔があるから今があって、そして今が積み重なって未来になる。
…でも、まずは「今」にもっと素直に、「今」の幸せをかみしめて過ごすこと。
「今」自分がやりたいこと。「今」しか出来ないことにもっと貪欲になること。
そうやって「今」を積み重ねていくことが「今」の自分の挑戦です。
まだまだうまくいかなくて、悩むこともたくさんあるけど、でも、一歩一歩進んでいきたいのです。
ここで言葉にして伝えることで、また私も一歩前に進めるんじゃないかなって思っています。
そんなことに気付かせてくれて、自分のことのように一緒に悩んで泣いて喜んで笑ってくれる仲間との出会い、
素の自分でいられて、目の前の幸せに気付くことの大切さを教えてくれた広田町との出会い、
この出会いは自分の大きな宝物だし、これからもずーっとこの縁を長く太く大切にしていきたいと思っています。
【わたしの広田ベストフォト】
8期のアクションプランで行ったはなっこの集合写真です。
町の人のやりたい!を私たちも絶対に一緒にやりたい!!という強い想いを持って行いました。
町の人同士がつながる瞬間、5年ぶりに笑ったよという温かい言葉…
お花と同じくらいの、キラキラした笑顔がたくさん咲いていた空間でした。
私にとってこのはなっこの時間は今でも忘れられない大切な宝物です。
(文/高橋理沙)
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