2018年のSETの歩みを振り返る「2018年の足跡」。
今回は、本年開催された第13回マニフェスト大賞について振り返ります。
2018年11月に開催された、日本最大級の政策コンテストである第13回マニフェスト大賞(主催:マニフェスト大賞実行委員会 共催:早稲田大学マニフェスト研究所、毎日新聞社 )にて、NPO法人SETが最優秀シティズンシップ推進賞を受賞いたしました。
マニフェスト大賞は、以下のような趣旨で設けられています。
地方自治体の議会・首長等や地域主権を支える市民等の、優れた活動を募集し、表彰するものです。これにより、地方創生を推進する方々に栄誉を与え、さらなる意欲向上を期するとともに、優れた取り組みが広く知られ互いに競うようにまちづくりを進める「善政競争」の輪を拡げるために設けられました。
出展:マニフェスト研究会(http://www.local-manifesto.jp/manifestoaward/)
当法人では、Change Maker Study Programを中心とした活動を通して、陸前高田市広田町に年間1000名以上の若者を誘致し続ける“決して減らない活動人口の仕組み”をつくり出しています。(SETでは、”居住地ではない地域にまちづくり活動のために訪れる人々”を活動人口と呼んでいます。)
今回の第13回マニフェスト大賞にあたっては、”まちづくりにおける行政からのトップダウン施策の限界”と”人口増加施策の限界”の2点を踏まえ、”活動人口によるまちづくり”について応募させて頂きました。
(授賞式でプレゼンテーションを行うSETの木村聡)
全国の市区町村・NPO・学校など2,242の団体から応募があり、7つある賞の1つのシティズンシップ推進賞で、SETは最優秀賞を頂くことができました。
人羅格審査委員は、SETの受賞に関して「今回の評価点を3つあげれば、本格的で、持続的で、発展性があること。挑戦していることも参考になるのでは」と評してくださいました。
受賞をうけて
このような全国的なコンテストで、多くの応募の中から賞を頂き大変光栄に感じています。
2011年の設立以降陸前高田市広田町を拠点に、現地での活動を地道に重ねてきました。
これまで私たちの取り組みを”政策”として提案することはほとんどありませんでした。そして、私たちが挑むまちづくりは、すぐに革命的な変化が起きるものでもありません。
しかしそれでもこうして賞を頂けたのは、町民の皆さんとともに取り組む実践的な活動が、少しずつでも成果を出し続けていると評価して頂けたからなのだと思います。
まさに、町の方々と一緒にいただいた、身も心も引き締まる最優秀シティズンシップ推進賞になりました。
(授賞式にて賞状を受けとった際の様子)
執筆:はしかけ(広報事業部)メンバー 篠原準哉
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