はじめまして!46期中沢浜地区参加者で、今CMSP54期中央地区でスタッフをしてる沖 恵実(おき)です!
震災から8年が経った今、広田町では道路や堤防などを新しく作っていたり、仮設住宅に住んでる人の数が減っていったりしていて復興活動が続いている状態。
そんな中生活している広田町の人を見てみると、色んな人がいる。
前回の中沢浜で会った人からは震災の時は仮設住宅で生活してたけど、みんな近くに住んでたから関わりやすく、困った時は助け合ったり声掛け合ってた。大学生含めたくさんの人が来てくれてありがたかったって声を聞いた。家から見える広田の海が好きだとか大学生が来てくれて話すと死について考える時間が減るから良いっていう声も聞いた。
私は全体的に明るめの反応が返ってきたように感じた。
1回目と2回目の現地入りではどうだろう。
大学生が来てくれるのは本当にありがたい、自分が若返ったみたいに感じるって明るい反応を返してくれる人ももちろんいた。その一方でもう長くない。毎日がつまらない。退屈。孤独。さみしい。外に出る気にならない。引きこもりが多い。集まりに行っても話題がない。だから集まらない。津波で家など流された人と流されていない人の間に溝がある。若い人がいない。震災を思い出すから広田を離れたい。震災の時は夫婦でバナナ1本分け合ったり、1週間車で寝泊まりした。
とかネガティブな反応をたくさん聞いて、東日本大震災が残した爪痕はまだまだ深いものでそのせいで希望を見い出せなかったり、下を向いて生きている人が多いんだと感じた。
町には当たり前だけど、色んな年代、考え、境遇の人が暮らしている。特に中央地区ではそれが感じられた。
そんな中央地区で出会った目の前の1人のために私は何ができるんだろう。具体的には全く思いついていないし、私に出来ることは本当に小さいことだと思う。だけど、私達が町に行くことで少しでも町の人が笑顔になる時間が増えたり、前を向いていられる時間が増えたら私はすごくうれしい。それこそ私が広田に行く意味だと思ってるから。
現地入りに行くたびに中央地区に好きな人が増えていくというのはすごくワクワクするし、もっと町のこと人のことを知っていきたい。
次の現地入りではどんな素敵な町の人に会えるのか今からとても楽しみです。
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