

NPO法人SETとは
特定非営利活動法人SETは、岩手県陸前高田市広田町を拠点に、町の方とともに「まちづくり」と「ひとづくり」に取り組んでいる団体です。2011 年に発生した東日本大震災をきっかけに設立され、復興支援活動の過程で縁あって広田町に出会いました。その後現在に至るまで、町に根付いて継続的な活動を続けています。
広田町は、人、自然、食、伝統、文化など様々な魅力であふれている人口約3,100人の漁師町。一方で、今後日本が直面する課題を先取りしている課題先進地域でもあります。もともと震災前より存在していた少子高齢化や人口減少の問題が、被災により加速したのです。
しかし私たちは、広田町も直面している人口減少をネガティブには捉えていません。人口が減ることは、一人ひとりの存在価値や影響度が高まり、「できること」が増えていくことでもあるからです。
こうした背景を踏まえSETが取り組んでいるのは、「人口が減るからこそ豊かになるまちづくり・ひとづくり」です。すなわち、町民一人ひとりが自分の可能性に気づき、ここ広田町を「『やりたい』が『できた』に変わる町」に変化させていく「まちづくり」と、自分らしく生きる人材を広く育てていく「ひとづくり」です。
私たちはこうした領域で、これからの時代の流れを生み、日本の未来を創るリーディングカンパニーとなっていきます。
MissionとVision
Mission(どんな社会を夢見るか)
一人一人の「やりたい」を「できた」に変え、日本の未来に対して「Good」な「Change」が起こっている社会を創る
Vision(そのためにSETは何をするか)
「Visionに生きる」ひとづくり
広田町が「やりたい」が「できた」に変わるまちづくり
運営組織
設立当時は10名程度の組織だったSETも、7年間の活動を通して大きく拡大してきました。2018年12月現在、SETメンバーは現地に移住し活動する11名を含め、社会人・学生210名で活動しています。
SETの主なアクティブメンバーは現地のメンバーと首都圏の学生で、その多くが事業やプロジェクトに所属し、月に1回程度は広田町に通い続けています。また、それ以外のメンバーも、それぞれのフィールドで働きながら、SETの活動をサポートしたり、週末を利用して広田町を訪れたりしています。
活動実績
活動
◇全国の中学・高校の民泊修学旅行を市や他団体と協働で誘致し、広田町での受け入れを促進
◇地元の中高生向けにキャリア教育プログラムを4年以上継続的に実施
◇全国の学生向けに、地域おこし実践型のスタディツアープログラムを5年以上継続的に実施
◇全国の若者向けに4ヶ月の移住留学プログラムを開講
◇地元の方の創業を支援
結果
◇年間1,000名以上の若者を広田町に誘客
◇年間2,000万円の売上を創出
◇知り合いゼロから、SETをきっかけに15名の若者が広田町に移住
◇人口が約3,100人の町で800名以上の住民の方がSETの活動に協力
◇震災から7年で、メンバーが10名から210名に増加
◇地元の方を応援し、陸前高田市初の古民家美術館『三陸館』を開館
◇被災した老舗和菓子店の復興と、陸前高田市初の和カフェをオープン
受賞歴
◇第13回 マニフェスト大賞 最優秀シティズンシップ推進賞(2018)
◇第7回 東北みらい賞(2018)
◇復興大臣感謝状(2018)
◇YOUNG JAPAN ACTION 浅田真央×住友生命 奨励賞(2014)
メディア掲載
◇新聞 | ◇テレビ |
◇ラジオ | ◇雑誌・情報誌等 |
◇デジタルニュース | ◇WEB掲載 |
代表理事 三井俊介より
![]() | 三井俊介(Mitsui Shunsuke) NPO法人SET 代表理事 (主なキャリア) |
―代表挨拶―
道なき道を、仲間と共にしなやかに突き進み、これからの時代を、 自分たちの手で創り出していく。それがSETだと思っています。
私たちは未来が予測不可能な時代を生きています。しかしそれは一方で、一人一人、 自分にとっての豊かさを表現できる時代でもあります。
私たちはこの「広田町」という大好きな町から、そんなひとづくり、まちづくり、しゃかいづくりを行っていきます。
「できるかできないではなく、やるかやらないか。」
心の声に正直に、「やりたい!」と思った事を、一緒に「やる」と覚悟し、「できた」にかえていきましょう。
他のおすすめページ
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