2021年、あけましておめでとうございます！

SETも設立して、今年で10年となります。昨年は世界的にも新型コロナウイルスに翻弄された年だったかと思います。
かくいうSETも「地元のご年配の方と都会の若者の交流」をメインにまちづくりを 進めてきましたので大打撃を受け、一時は倒産の危機にまでなりました。しかし、皆様の応援のおかげでなんとか踏ん張ることができました。 本当に心から御礼申し上げます。

その後4月以降、私たちが本質的に行いたいことは何かを議論しながら、方向性を模索してきました。
その結果、昨年の年始のご挨拶でも書かせていただいた、3つの方針、

①「これまでの交流事業の強化」
②「より広田町の新しい機能づくりの本格化」
③「交流事業基盤の他地域への展開」

を現地にいるメンバー含め、SET全体で意味合いを確認・深化させながら、 進めていくことにしました。

①「これまでの交流事業の強化」
焦っても、この情勢下で復活はできません。そして新型コロナの影響で、「直接会っての交流はなくてもいいよね」という風潮もあります。ただ、私たちはこれまで「直接会って、人々が交流することで人が変わっていく」 その可能性を追求してきました。
昨年は、「交流」の価値をしっかり明確化し、対外的にも評価してもらうことを狙い、 広田町全世帯、交流事業に参加した若者への大規模なアンケート調査を行い、 調査報告をまとめました。（結果、交流している人は幸福度が高い、 町や社会への貢献意欲、貢献行動が多い等ということがわかりました）
また「第１回学生地域づくり交流大賞」において最優秀賞を受賞させていただき、 「東北農政局『ディスカバー！日本の農山漁村の宝』」に選定していただきました。

②「より広田町の新しい機能づくりの本格化」
広田町が経済的にも持続可能になるよう、地域経済循環を高めるような取り組みを中心に行ってきました。地域内勉強会や、生産物の定期購買システム（CSA、CSF）、地元産品でのお食事会の開催など多方面に挑戦を重ねてきました。

③「交流事業基盤の他地域への展開」
私たちの真の強みは、「若者の関係人口（何度も何度もその町に足を運んだり、継続的に関わり続ける人）」を増やすことであるという気づきのもと、他地域で活動再開ができないかを模索しました。
結果はまだわかりませんが、良いご報告ができるように頑張りたいと思っています。

コロナの情勢下ではあったのですが、通常業務が止まった結果、逆に本来の計画をより深いレベルで、より多くのメンバーと行えたと思います。
震災から立ち上がったSETという組織には、「ピンチをチャンスに」というDNAが流れているとつくづく感じられた1年でした。

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さて、今年は、どんな1年になるのでしょうか。
年間報告書でも書かせていただきましたが、
「私たちには、希望があります」。
この希望をより多くの人に届けていく1年にしたいと思っています。

希望に導かれて、正しい覚悟が生まれてきます。 このコロナの情勢下、不安なこと、大変なこと、わからないこと、 たくさんあると思います。
でもそんな暗くなりそうな世の中に、 SETという組織は常に「希望」を灯し続けていきたいと思っています。
「希望」は一人でに大きくなるものではありません。

皆さんの思いもぜひ、私たちの希望にのせていただき、 共に大きな希望に育てていければ幸いです。 「日本の未来を人づくり×まちづくり」から、 ぜひ私たちSETとご一緒に。
どうぞ今年もよろしくお願いいたします！

特定非営利活動法人SET　理事長　三井俊介
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
賛助会員の皆様へ一つお知らせです。

▷SET賛助会員の皆様へ
昨年末、最後のメールマガジンにてお知らせさせていただきました「アンケートのお願い」について。

お手元にサンクスカードは届きましたでしょうか？
約350名の賛助会員の皆様に、SETメンバーより一言ずつメッセージを添えてお届けしております！
そして、宛名面にて「アンケートのお願い」を添付させていただきました。
昨年4月から12月までのサービス内容について、皆様のご意見アドバイスをいただく機会となっております、ぜひ声をお聞かせください。

【回答期間】～1/10（日）
カードが届くより先に回答されたい方は、下記リンクより回答いただけます。
http://u0u1.net/SDgL
回答期間内に、ご協力のほど宜しくお願い致します。
＊1月4日までには到着予定ですので、まだの方も今しばらくお待ちくださいませ。
＊万が一、4日までに届かなかった場合は以下メールアドレスにご一報くださると嬉しいです。

写真：2021/1/1 陸前高田市広田町より